高知市の外壁塗装・屋根塗装・リフォーム

雨漏りのニ次被害のついて

雨漏りの被害は2つに分類される

一次被害

雨漏りの一次被害は、建物内部の雨水が侵入することをで、外壁や屋根などが劣化して破損することにより起こります。

二次被害

二次被害は一時被害が元で発生し、建物に様々な症状が見られるようになります。

一次被害に気付いた時には、すでに二次被害が発生している可能性が高く、二次被害が進行すると、構造材の腐食等により最悪の場合は倒壊する恐れもあります。

この場合は建物の価値が最も下がるトラブルになります。

一次被害の症状

一次被害の症状は、屋根や外壁等のズレや割れ、剥がれ、クラック等が原因で、これらが起こる主な理由は経年劣化、自然災害、施工不良等が上げられます。

また、雨仕舞と呼ばれる箇所に不備があり、本来の防水性を発揮できずに水が浸入する場合もあります。

二次被害の症状

壁の内部など木材が湿気を帯びて腐敗

雨漏りが確認できる場合は、天井、壁の中や柱等に雨水が浸入していると思われますので放置していると、木材が湿気の影響で腐敗してボロボロになります。

シロアリの発生

日本で家屋に被害を及ぼすシロアリは約5種類ですが、問題なのはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類で8～9割はヤマトシロアリが占めます。

シロアリは湿度の高い木材を好んで食べるので雨水が浸入している建物は、シロアリにとって最高の環境になります。気付いた時には壁や柱の中がスカスカになり、最悪の場合は家が倒壊するケースもあります。

ダニやカビの発生とシックハウス症候群

カビは、微生物群の一種で、菌の仲間です。カビは温度（5～35℃）湿度（80％以上）たんぱく質や炭水化物、油脂などの有機物が栄養があれば発生するため、雨漏りの二次被害でもよく見られる症状です。

建材の構造に被害が及ぶだけではなく、シックハウス症候群などの健康被害を起こす可能性があります。

またダニが繁殖する湿度は65％以上です。雨漏りで室内の湿度が高くなるとダニの繁殖に最適な環境になりますので、カビ対策と同様に雨漏りの際は注意が必要です。

漏電、電化製品が故障、感電や火災

雨漏りは電気関係の配線を伝う事もあり、ブレーカーやコンセントなどに雨水が浸入してしまうと、漏電を引き起こす危険があります。

また強い電流により感電や火災が起こり、命に関わる大きな事故なりかねないので注意が必要です。

家財の水濡れ

雨漏りは建物だけではなく、家具や家電製品等の被害も事例があります。漏水により濡らしてしまうと、故障やシミで使えなくなると、新しく購入する費用がかかってしまいます。

またパソコン等では重要な書類やデータなどが濡れて大きな損失を負う可能性もありますので、金銭的よりも、精神的に大きな痛手を被る場合があります。

シミやカビ臭は二次被害が発生しているサイン

壁や天井にシミ

壁や天井のシミが見つかった場合は、すでに雨漏りが始まってから数年経っていることがあります。（動物の糞尿を除きます）

表面に見える部分だけでなく、壁や天井裏の構造材や建材等の腐食も考えられます。

カビ臭

カビ臭は雨漏りによる壁や天井内部へのカビの繁殖が原因と思われます。実際にクロスを剥がしてみると、カビが大量に発生していたというケースもあります。

放置しておくと、喘息などの呼吸器系疾患を起こしてしまうなど健康被害を起こす場合もあります。

二次被害が進行すると高額な修繕費が必要

二次被害が進行すると、住宅内部の修繕だけでも、先ずクロスや塗装等の内装仕上げ材を剥がし、下地材のボードやべニア板の交換などの工事が必要になります。

さらに、下地を止める胴縁材または大事な構造材まで被害が及んでいる事もあり、全ての修理となれば高額な修繕費用が発生します。