外壁・屋根塗装の工事代金の支払い方法の種類と支払うタイミング

初めての工事で代金は何時支払ったら良いのか?お悩みになると思います。
塗装工事の工事代金支払いのタイミングについてこのページでどういった流れになるのかをご紹介させていただきます。
工事代金の支払い方法の種類

現金払い
基本的な支払方法で、現金で工事代金を支払います。
■全額施工後払い
施工完了後に全額支払う方法です。施工代金が80万円未満の場合に使われる事が多いです。
■施工前半分、施工半分払い
施工前に工事代金の半額を支払い、工事完了後に残りの半分を支払う方法です。施工業者も材料代や人件費を予め確保出来ますので現在、此方が一番多い支払方法です。
■施工前3割払い、途中で3割払い、施工後4割払い
マンション等の大型物件以外で採用されるのは稀な支払方法です。1000万円の工事代金の場合、施工前に300万円、工事が半分程度終了した時点で300万円、工事完了後に400万円支払う方法です。
■全額前払い
全額を施工前に支払う方法です。最近ではこちらの方法も増えて来ていますが、施工業者に信用がないとお客様が不安になる支払い方法です。
クレジットカード
まだ塗装業界で採用している業者は少ないですが、クレジット決済に対応している場合があります。
クレジットカードで支払う場合、工事代金は支払い金額が大きくなるので、お客様はポイントが沢山溜まるメリットがあります。
ただデメリットとして、業者はクレジットカード会社に総額の3~5%の手数料を支払わなくてはなりませんので、業者がキャンペーン等で値引きを行っていると、クレジット決済では値引きが対応できない場合があります。
リフォームローン
リフォームローンで支払う場合は、お客様の方で銀行やクレジットカード会社などとローン契約する方法と、業者が提携しているローン会社で契約する方法があります。
お家を購入する際に銀行等の金融機関でローンを組んでいる場合は、リフォームローンの追加融資を受ける事により金利が優遇され、実際の支払金額が下がる場合があります。
信販系のリフォームローンは審査が簡単で時間が早く、種類によっては年率2.2~3%程度の低金利商品もあります。
■ローン会社の種類
ローン会社は、大きく分けると公的融資と民間融資の2種類に分かれます。
種類 | 特徴 | 取扱期間 |
---|---|---|
公的融資 | 低金利、長期融資、融資条件が厳しい、審査期間が長期、希望した必要金額の8割までの融資金額 | 財形住宅融資・住宅金融支援機構、自治体住宅融資等 |
民間融資 | 金利が高い、条件は緩やか、融資金額に制限無し(各銀行の定める限度額の範囲内) | 主に都市銀行、地方銀行、信託銀行、信用金庫などの民間銀行 |
■ローンの種類
ローンは、有担保ローンと無担保ローンの2種類に分かれます。
種類 | 特徴 |
---|---|
有担保ローン | 担保が必要なローン。低金利、高額の融資が可能ですが、担保物件や手続きが複雑な事、また保証料や手数料などの別途費用が必要です。塗装工事のような少額リフォーム工事には向いていません。 |
無担保ローン | 担保を必要としないローン。金融機関やクレジットカード会社等の独自のリフォームローンがあります。手続きが簡単で、低金利な商品もあり塗装工事のように少額のリフォーム工事に向いています。 |
外壁塗装のローンも住宅ローン減税の対象になるのでしょうか?
外壁塗装工事をローンを組んで行った場合、税金支払いの特別控除の対象になる場合があります。該当要件を満たせば、10年間は年未借入残高の1%が控除されます。詳しくは国税庁のホームページで確認できますのでご覧ください。
財形貯蓄を活用する方法
財形貯蓄とは、会社員の場合で勤務先の給料から天引きで積立預金をするもので、誰でも利用できるわけではなく、55歳未満で制度を導入している企業の従業員が前提条件です。
財形貯蓄には、一般財形、財形住宅、財形年金の3種類があり、外壁塗装のリフォーム等で使用出来るのは、財形住宅になります。
自分で行う銀行積み立てと財形住宅の違い
・自分で行う積立預金より利率がいい場合があり、利息への税金は安くなります。
・目的以外で引き出しが不可能で、他の目的の誘惑に負けて使えないので、しっかりと貯蓄出来る。
・給料から天引きさているので、変に意識せずに貯蓄が増えて来る。
・住宅ローンの税率が優遇される
・【財形住宅】と【財形年金】の両方合計で550万円までの利息が非課税になります。
転退職した場合はどうなる?
退職した後に2年以内に再就職をした場合で、再就職先の企業に財形制度があれば、移行可能です。
再就職しない場合や再就職先の企業に制度がない場合は、解約になり、財形住宅は目的外の解約になりますので、過去5年間に非課税で支払われた利息に対して課税される事になります。
使える条件
・リフォーム費用が75万円以上を超えた場合
・住宅の床面積が50㎡以上のリフォーム工事
・勤労者本人がリフォーム後の住宅に居住する事
・居住用以外の部分もリフォームする場合は、居住用部分の工費費用が全工事費用の1/2以上となる事
まとめ
工事代金の支払い方法についてお分かりいただけたでしょうか?
様々な支払い方法がありますので、ご相談下されば幸いです。