高知市の外壁塗装・屋根塗装・リフォーム

塗装・雨漏り、お気軽にご相談ください!
0120-023-336
相談・見積り無料!【受付時間】7:30~19:00
お問い合わせフォーム
閉じる

屋根材の種類と代表的な屋根の形状

社長

以前は屋根材と言えば瓦が多く使用されてきましたが、近年はスレート製や金属製品も多く使用されるようになりました。

中には塗装を行う上で注意が必要な素材もありますので、このぺージでは、各屋根材の特徴を紹介していきます。

屋根の種類

屋根の種類は大きく分けて、金属系(ガルバリウム鋼板屋根・瓦棒・折板・銅板製の屋根等)スレート系(瓦・コロニアル等)セメント系(瓦)日本瓦、アスファルトシングルの5種類に分類されます。

金属系

金属系の屋根材は「ガルバリウム鋼板」「銅板」「トタン」などに分けられます。

■ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛を主とした金属板の一種です。

アルミニウム55%/亜鉛43.4%/シリコン1.6%で構成されており、アルミニウムの耐食性と亜鉛の防食作用により、長期にわたり錆が出難い材料です。

軽量で建物の負担が少ないことから耐震性が高く、カラーバリエーションが豊富で、様々なデザインがあり意匠性に優れている点があります。一般的なタイプなら値段が安いのも特徴です。耐久年数は40年前後です。

欠点は、一般的な製品ですと断熱性と防音性に劣点です。ただし、断熱材と一体になった断熱性と防音性に優れた製品もあります。

メンテナンスとしては、定期的な塗装を行い、錆の発生を抑制する事でさらに寿命が延びます。

■銅板
銅板の特徴は、柔らかいので加工しやすく、軽量で地震に強いという点です。

また、雨に当たると表面に緑青(ろくしょう)という化合物ができ、銅の腐食を防ぐ効果や耐久性が高くなります。

スレートやガルバリウム鋼板、日本瓦などの一般的な屋根材と比較すると、銅板屋根は約2~3倍の価格です。

銅板屋根は塗装してもすぐに剥がれてくるので、塗装は基本的に行う事がありません。

メンテナンスが不要で耐久年数は50~60年と言われてましたが、最近は酸性雨の影響で、穴が開いたりする事があります。

■トタン
トタン屋根は、屋根自体の継ぎ目が少ないため雨漏りしにく、さらに素材が安く、施工期間が短いなどの特徴があります。

短所は、見た目が安っぽい、耐久性が低い、防音性が低い(雨の音が響く)、耐熱性が低い(夏暑く冬寒い)などがあります。

メンテナンス方法は、錆が発生している場合は入念なケレン作業を行い、錆止め、上塗りの工程で塗装を行います。

スレート系

スレート系の屋根材は「化粧スレート(カラーベスト・コロニアル)」「天然スレート」などに分けられます。

■化粧スレート(カラーベスト・コロニアル)
化粧スレートは現在、住宅の屋根で一番多く使われている屋根材になります。

化粧スレートというよりも、カラーベストやコロニアルの方が聞いたことがあると思いますが、カラーベストと言うのは商品名で、コロニアルはその中で一番売れている商品名です。

化粧スレートは、セメントに繊維を混ぜて固めたもので、瓦に比べて軽量で耐震性が高く、安価で施工しやすいといった特徴があります。また、カラーバリエーションが豊富です。

短所は、メンテナンスが必要、割れやすい、劣化による色褪せが目立ちやすいことなどがあります。

また、2000年以前のスレート瓦では、アスベストが含まれています。アスベストは、飛散しないければ人体に影響はありませんが、ボロボロになってしまうと危険です。

メンテナンス方法は定期的に塗装を行う事で、寿命を延ばす事が出来ます。

■天然スレート
天然スレートは、粘板岩(ねんばんがん)の玄昌石という石を板状にした屋根材です。高い耐候性、耐久性、断熱性を持っています。

ただし、割れやすいので日本ではあまり普及していません。日本では宮城県石巻市雄勝町でしか生産されておらず、ほとんどが海外からの輸入です。

化粧スレートと比較すると重く、価格が高くなりますが、天然石を使用している為、基本的にメンテナンスの必要はありません。

セメント系

セメント系の屋根材は「厚形スレート瓦(プレスセメント瓦)」「コンクリート瓦(モニエル瓦)」などに分けられます。

■厚形スレート瓦(プレスセメント瓦)
厚形スレートは、セメント34%と硬質細骨材66%と水で混練しモルタルの瓦です。形状により和形、平形、S形等の種類があります。

特徴は、熱に強く、膨張縮小の影響を受けにくいため、施工がしやすい点です。さらに表面を塗料で着色するので、カラーバリエーションも豊富です。

価格は比較的安価で厚みもあり強度も強いですが、重いので建物の耐震性不安なのと定期的な塗装によるメンテナンスが必要で、怠ると、チョーキング、色あせ、変色、カビやコケが発生します。

■コンクリート瓦(モニエル瓦)
モニエル瓦の正式な名称は「乾式コンクリート瓦」で、陶器瓦に比べ軽量な為、地震に強いです。

また、他の屋根材に比べて、遮熱性・防音性に優れており、デザイン性も高い(デザインに自由度がある、色彩も豊富)といった特徴があります。

メンテナンス方法としては塗装がありますが、他の瓦に比べ注意が必要で、モニエル瓦のコンクリートを保護しているスラリー層を、しっかり取り除いて塗装する必要があります。

スラリー層は、塗装がのりにくいためです。また、スラリー層の上に塗装をしてしまうと、劣化したスラリー層と共に塗装が剥がれてしまう可能性があります。

現在は製造していないので、部分的な交換は難しく、この場合は全面的な葺き替えになる場合があります。

日本瓦

日本瓦とは、岩石が風化してできた粘性のある土を瓦の形にして乾燥させ、1,000~1,250℃の高温で焼き上げて作る屋根材です。

屋根材の中でも最も耐久性があり、100年以上持つとも言われています。

日本瓦の種類は、形状によってJ型(和形)、F型(平形)、S型(スパニッシュ瓦)があり、さらに仕上げ方よって、表面に釉薬を塗る釉薬瓦(ゆうやくがわら)、何も塗らない無釉薬瓦(いぶし瓦)、に分かれます。

弱点は、重量が重いので、耐震性に劣る点です。

瓦自体は塗装は必要はありませんが、目地漆喰の塗直しは必要です。

アスファルトシングル

アスファルトシングルとはガラス繊維にアスファルトを浸透させて表面に石粒を吹き付けてある屋根材です。

柔らかく、瓦等の硬い屋根材のように割れたり、金属製屋根材のようにサビが発生しない等のメリットがあります。

石粒で覆っているため傷つきにくく、防水性・耐候性・耐久性に優れています。軽量で耐震性も高いため、地震対策にも適した屋根材です。

ただし、劣化すると表面の石粒が落ち剥がれや破れの原因になります。

メンテナンス方法は定期的な塗装を行う事で寿命を延ばす事が出来ますが、劣化が激しい場合はカバー工法や張り替えが必要になります。

屋根勾配

急勾配屋根

勾配があれば水の流れが速くなり、下へ下へと重力で水が排水されます。屋根は勾配が大きくなるほど【雨漏りしにくくなる】というメリットを持っています。

そのため急勾配屋根は、屋根材に穴あきやクラックなどの大きな問題がない限り殆ど雨漏りする事はありません。

デメリットは施工が困難になる為価格が高くなる事や重い屋根材を使用すると、落下の危険性が高くなる事です。

適した屋根材としては軽量のガルバ二ウム製の金属屋根材が上げられます。

並勾配屋根

並勾配屋根は多くのデザインのものがあり、最も採用されている勾配であるため何か不具合があった時に対応できる業者が多い事や、ほとんどの場合で屋根足場が不要なため費用が余計にかかりません。

瓦や金属屋根など、ほとんどの屋根材に適用できるメリットがあります。デメリットとしては広く普及しているために、個性が出しづらい事です。

緩勾配屋根

暖勾配屋根のメリットは耐風性が高く、施工時やメンテナンスの際に追加の屋根足場がいらない点です。雪が積もっても屋根から雪が落ちにくいため、落雪による事故を防ぐこともできます。

デメリットとしては雨水が滞留するので、急勾配や並勾配と比べると雨漏りのリスクが高いことが挙げられます。

また、対応できる屋根材が限られ(金属屋根)、ほこりやごみが付着しやすいので劣化するスピードが早い可能性もあります。

屋根の形状

切妻屋根

古くからある屋根の形状で、屋根の端部分が切った形状をしているため、切妻屋根と呼ばれています。またこのような形状の屋根を切妻造りと呼ぶこともあります。伊勢神宮や出雲大社などの建物の屋根もこの形状で作られています。

メリットはシンプルな形状なので工事費用が安く、施工の難易度が低いので工事期間が短くて済む点です。

さらに構造的に風通しが良くなるため換気しやすくなり、フラットな形状なのでソーラーパネルを設置しやすい、屋根に積もる雪の量を調節できるので豪雪地帯に向いている等が上げられます。

デメリットは一番多く普及している屋根の形状なので個性を出しにくい事や、一方向だけ日光や風雨が当たりやすいため劣化しやすい事です。

寄棟屋根

寄棟屋根とは、切妻屋根に次いでよく見られる屋根の形状で、頂点から4方向に傾斜する屋根です。形状に個性が出やすく、様々な建物に対応できる形状です。

切妻屋根よりも耐久性が高いというメリットがあります。

ですが、屋根裏部屋が狭い、メンテナンスの費用がかかる、デザインにこだわることができる一方で、形状が複雑になりやすく工事費用がかさんだり工事期間が長くなったりするデメリットがあります。

方形屋根

方形屋根とは、四方からの下がり棟が中央の頂点で集まるピラミッドのような形をした屋根で、寄棟屋根の一種です。頂点から四方向に傾斜する屋根で構成され、真上から見下ろすと正方形に見えます。

四つの屋根は真横からの視点だと三角形に見え、大棟がないのが特徴です。

屋根の形状に伴い、建物はほぼ正方形でなければなりません。方形屋根は五重塔などの寺社仏閣によく用いられていますが、洋風の建物にも多く使われています。

メリットは屋根が四面構成なので風に対する耐久性能が高く、また台風時や豪雪時に雨量や雪量を上手く分散させることができます。また軒先を長くすることで、どの方向の日光や雨からも壁面を保護できます。

デメリットは大棟がない分、換気扇の設置を設計や施工で工夫しなければならず、手間が増える事や屋根の頂点は雨漏りが発生し易い事です。

片流れ屋根

片流れ屋根とは、1方向にだけ勾配がある屋根です。

見た目のデザイン性が高く、太陽光パネルをより多く取り付けることができる一方で、雨漏りしやすい、場所によっては日当たりが悪く結露が発生しやすいといったデメリットもある屋根です。

入母屋屋根

入母屋の上の部分には切妻、下部には、寄棟が使われています。そのため、とても複雑な構造になります。

また古来より日本をはじめ中国、ベトナムなど東洋にある寺院の屋根などで使われていた為、日本の景観に合い、強度や断熱性・耐風性においてとても優れています。広大な屋根裏を使って空気を対流させるので優れた換気性も発揮します。

デメリットとしては、入母屋は複雑な構造なので老朽化すると雨漏りの心配があります。また、複雑な構造で重くなるため、耐震性に不安があります。

招き屋根

招き屋根とは、一般的な三角屋根の一方を長くし、反対側を短くした互い違い形状の屋根のことです。

屋根の高さを互い違いにしていることから、屋根裏を広くできるという特徴があります。また、建物の形に合わせて屋根を設置することができるため、デザインの自由度が高く、外観にこだわったおしゃれな家づくりができますし、屋根材についてもスレートや日本瓦など、ある程度自由に選べます。

屋根の傾斜を別々にすることができるので、ソーラーパネルを設置したい場合などには最適な角度で設計しやすいというのもメリットです。

デメリットは、低い方の屋根が壁から伸びているため、壁と屋根の接続部分の雨仕舞が不十分だと簡単に雨漏りが起きてしまいます。

はかま腰屋根

はかま腰屋根という名称の由来は、袴をはいたときの姿と似ていることから来たようで、切妻屋根の棟を一部切り取った形状で屋根上部から途中まで寄棟屋根のように屋根を架けたものです。

メリットはデザイン面で人気がある事と、設計上、建築基準法で高さ斜線制限がある場合に、はかま腰屋根にする(先端屋根の高さを低く抑える)ことで法的な規制を回避することができる事です。

デメリットは屋根の最上部に水平に設けた棟が複雑な構造になり取り合い部が増えるため、雨漏りのリスクが高くなる事です。

陸屋根

陸屋根とは、戸建て住宅やアパートなどで用いられている勾配のないフラット屋根のことです。

フラット屋根のため、屋根部分を屋上としてスペースを有効活用することができて、滑り落ちる心配が少ないため、メンテナンスが容易にできるというメリットがあります。

デメリットは屋根に勾配がないため、雨水の浸入を防ぐのは防水材にかかっています。また降雨後は、雨水が一定量残ってしまいますので、定期的な防水工事が欠かせません。

屋根の形はリフォームで変えることが出来る

屋根の形はリフォームによって変える事は可能です。

雨漏りが発生している場合は2次防水材であるルーフィングを修繕する事により、根本的な解決が図れます。デメリットは費用が高額になる、工期が長期にわたる事が挙げられます。

まとめ

屋根材の種類と代表的な屋根の形状について纏めてみました。

各屋根にはそれぞれメリット、デメリットがありますので選ばれる際は、十分に検討してください。

お問い合わせ
スタッフ紹介 現場ブログ 雨漏り119 求人情報

サイトメニュー

オススメ塗料

認定施工店

ブログ