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サイディングやサッシの繋ぎ目を補修するコーキング(シーリング)の補修費用

社長

コーキング(シーリング)の状態はご自分でも状態を確認する事が容易な箇所なので、お客様がご自分で家の外壁を見て、壁に穴が開いて困っています等、ご相談受ける事があります。

このページでは、コーキング(シーリング)とは何か?をお話しさせて頂きたいと思います。

コーキングとは

コーキングとは(caulking)は、建築物の気密性や防水性のために、施工の際にできる外壁材や屋根材等の隙間をコーキング剤で充填することを指します。

また、その材料である「充填材」の一つを「コーキング」と呼びます。

コーキングとシーリングの違い

コーキングは気密性や防水性のために施工される隙間を目地材などで充填すること。

シーリングは気密・水密密性を維持し、防音・断熱のためなど充填材などで塞ぐこと。

と言われていますが、塗装工事では呼び方が違うだけで意味は同じと思って頂いて差し支えありません。

カートリッジと2液タイプがある

カートリッジ式は主に、1本の容量330mlで市販のガンを使って施工していきます。少量の施工に向いており、ホームセンター等で販売しているので誰でも入手可能です。

2液式は容量が4~6Lで主剤と硬化剤に分かれており、専用の機械を使って十分に混合した後、専用のガンにて施工していきます。それぞれに専用の道具が必要なので、専門業者向けの材料です。

コーキングの種類

ポリウレタン系

塗装性は良好です。耐候性がよくないため、屋外での使用の場合は上から塗装が必要。

塗装下地処理、ALC板の目地充填に向いています。

変成シリコン系

塗装性良好で耐候性にも優れます。硬化後はシリコーン系のシーリング材と違い塗装可能。

建築や板金加工などにも使用される、現状建築業界では一番使用量が多い。

ウレタン系

硬化後にゴム弾力性を持つ。コンクリート、スレートなどに対し汚染がない。

耐久性は一番ありますが、そのままの状態ですと紫外線に弱く、また、ホコリを吸い付けてしまい汚れやすいため、塗装を行う場合に使用します。

アクリル系

水性エマルジョンタイプで水性なので取り扱いが簡単。水分が抜けて硬化する特性を持つため、硬化後肉やせが有ります。

耐久性に劣る為、主に内装目地などに使用します。

シリコン系

耐候性・耐水性・耐熱性良好。

キッチンや浴槽廻りの補修などに使用します。但し塗料がのらないため、上から塗装出来ません。

コーキングの劣化症状

シワやヒビ割れ

コーキングが紫外線などの影響を受け劣化し、弾力性が失われ、家の揺れに追従できずにシワやひび割れが発生します。

痩せ

コーキングに弾力性を持たせる可塑剤が表面に溶け出し、コーキングの厚みが減少します。

これは新築時に施工した際、コーキングのボリューム不足が原因として考えられます。放置すると、コーキングのひび割れや破断に繋がります。

ベタベタし柔らかくなる

コーキング材の中に可塑剤(かそざい)という成分が入っているため、内部の可塑剤が、表面に移行しベタつき感が出てきます。

特に2液型コーキングの場合の攪拌不足に多く見られる症状です。

「打ち替えと打ち増し」「先打ちと後打ち」の違い

打ち替えと打ち増し

コーキングの打ち替えとは、外壁目地やサッシ廻りに打っている既存のコーキング材をカッター等で完全に除去して、新たにコーキング材を新設する作業です。

コーキングの増し打ちとは、既存のコーキングを除去せずに上から被せる工法です。ALC外壁材やサッシ廻り等、コーキング材が切れる事が少ない部材には施工費用も抑えられますので用いられます。

先打ちと後打ち

サイディングのコーキングの先打ちとは、コーキングの上に塗装を行う方法で、後打ちとはコーキングの上に塗装を行わない方法です。メリットとデメリットについてお話ししたいと思います。

メリット デメリット
先打ち コーキング材の上に塗装することで、塗膜が紫外線による劣化を防いでくれる。 コーキング材はゴム状の柔らかいものでできているため、コーキング材の上に塗装した場合、コーキング材よりも硬い塗膜にひび割れがおきる。
後打ち コーキング材の上には塗膜がないので、ひび割れをおこす心配がない。 コーキング材は紫外線に弱いため、塗膜で保護されていないコーキング材は、塗膜で保護されたコーキング材よりも劣化が早い。

コーキングの補修方法と施工単価

サイディングのコーキング

サイディング外壁目地(ジョイント部分)が切れていたり、ひび割れが発生していれば、打ち替えをお勧めします。その際は塗装工事と同時に行えば余分な足場の費用が掛かりません。

以下がコーキング打ち替えの作業工程になります。

1.既存のコーキングの撤去、清掃
カッター等を使用し、既存のコーキングを撤去します。

その後、目地に残った汚れやほこりを綺麗に取ります。

2.養生(はみ出し防止のマスキングテープ貼り
外壁にコーキング材を付けないよう、コーキングを打つ両側のまわりに養生テープを貼ります。

3.プライマーの塗布
コーキング材をしっかり密着させるために、「プライマー」と呼ばれる下塗り材を塗布します。プライマーは、接着剤の役割を果たしてくれます。

この時に3面接着を防止し、コーキング材の適切な厚みを確保する目的でバックアップ材を入れます。

4.コーキング材の充填
コーキングガンを使用して、コーキング材を注入していきます。

5.へらでならす
ある程度充填したら、ヘラ等を使用して均一にならします。

6.養生テープの除去
コーキング材が乾いてしまう前に、養生テープをはがします。

■施工単価

施工単価は打ち替えの場合でm/600円~900円、増し打ちの場合でm/450円~600円です。

サッシのコーキング

サッシ廻りのコーキングが切れた場合、2次防水材である透湿防水シートや、防水テープの施工に不具合があれば雨漏りが発生し易くなります。

この際にコーキングの打ち替えを行う場合、カッターで既存コーキング材の除去を行いますが、気を付けないと防水シートを一緒に切ってしまう場合があるので十分な注意が必要です。

以下がコーキング増し打ちの作業工程になります。

1.養生(はみ出し防止のマスキングテープ貼り)

2.プライマー(下塗り材)の塗布

3.コーキング材の充填

4.へらでならす

5.養生テープの除去

■施工単価

新設の場合でm/500円~700円です。

まとめ

以上、コーキングについて説明させていただきました。

一次防水材として重要な役割を持つコーキング(シーリング)工事ですので、工事の依頼を行う際は現在の状態をよく確認してもらい、適切な修繕方法を提案してもらいましょう。

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